花粉のはなし Part 25

その 1


長かった夏休みが終わり、新学期が始まりました。
このページをご覧の皆さま方、いかがお過ごしでしょうか?
暑かったり、ちょっと涼しくなったり、土砂降りの雨があったり・・・・
体調を崩し易い状況が続いています。十分お気をつけください。

手入れの間が空いている野原は雑草が生い茂っていますが、その中にも頑張って咲いている
花があります。小さくて目立たない花ですが、今回はその目立たない花から始めます。


最初は タカサブロウ です。漢字で書くと高三郎・・・人名みたいですが、
どうしてこの名前がつけられたのかははっきりしないようです。

花が小さくて私のデジカメでは大きく写す
ことが出来ませんでした。

拡大して移しても左の写真程度です。
調べてみるとキク科ということでした。

花粉を見てみるとキク科の特徴を
持っておりました。

花は小さいのですが、
花粉は特別小さいというものではなく、
ちょっと小ぶりかな〜という程度でした。
200倍 1,000倍
2,000倍 3,000倍


次も小さな花をつける雑草です。
名前は オニルリソウ です。

この花を見たとき、始めはキュウリグサだと
思っていました。
でも、キュウリグサは花の中央が黄色だと
書いてありました。大きさなんかは近いと
思ったのですが、色が違うので改めて
探しました。

違いはオニルリソウの実には鈎状の
とげがありそれで衣服などにくっつく、
との記載があり、拡大観察してみました。

写真ではちょっと見にくいかもしれませんが、
小さな鈎があります。それで名前を
オニルリソウといたしました。
500倍 1,000倍
4,000倍 7,000倍

花は1cmもないくらい小さなものですが、花粉も小さなものでした。
普段は最低倍率200倍からはじめるのですが、小さいので一番低い倍率が
500倍です。形の良く揃った綺麗な花粉でした。
普通の花粉は2〜3,000倍で画面いっぱいになるのですが、
この花粉は7,000倍でもまだ余白がありました。


もう一つ、小さな雑草です。 名前は キツネノマゴ です。
これも見逃してしまいそうな小さな花でした。

これも拡大して写真を撮りました。

調べてみると、野原や道端で普通に
見ることのできる1年草・・・と
解説がありました。

花の咲く前の若い葉や茎を
おしたしにできるそうです。

乾燥したものは腰痛や風邪などに
効果がある、ということでした。
薬草として中国の古典にも記載されている
ということで他にも色々な薬効が
あるみたいです。
200倍 500倍
1,000倍 2,000倍
面白い形の花粉でした。
クラッカーかビスケットのように見えますが、民間薬として重宝された・・・
という風に聞くと小判のようにも見えますねぇ〜


このページが少し長くなりますが、雑草つながりでもう一つご覧ください。
どうしてこんな名前がつけられたのか?と気の毒になるような名前の植物です。

名前は ヘクソカズラ です。
かたかなだと分かりにくいのですが漢字で書くと屁糞蔓・・・・・・です。

200倍 500倍
1,000倍 2,000倍
花粉は整った形の綺麗なものでした。
どうしてこんな名前がつけられたのかは色々な説があるようです。
葉、花、茎を潰すとかなりの悪臭があるところから・・・というのが本命のようです。

でも、しもやけなどの薬として使われてきた・・・ということや
悪臭の元の成分、メルカプタンはガス漏れを早く発見するための匂い付けに
用いられており、ちょっと気の毒な気がします。

別名としてサオトメバナ(早乙女花)とも言われますが、
ちょっとほめ過ぎかな・・・とも思います。