花粉のはなし

 花粉の多さが話題になり、花粉症の人には嫌な季節になりました。
ここでは花粉の話・・・というよりも花粉を見てみると・・・ということになりますが、皆様があまり見たことがないのでは、という写真をご覧いただきたいと思います。


 花粉は木でも草花でも大体同じような大きさ、丁度髪の毛を刻みネギみたいに切ったのと同じくらいの大きさです。ですから、肉眼でそのまま見てもなかなか細かいところまでは分かりません。
 そこで、小さい物を大きく見ることのできる道具のことを少しお話します。

 最初は少し退屈かもしれませんが、段々面白くなる・・?と思いますので、我慢してお付き合い下さい。

一番身近な拡大器具は虫眼鏡です。
倍率は3倍〜5倍くらいまで、老眼鏡も虫眼鏡と同じです。

実体顕微鏡と正立型顕微鏡
 研究用といわれるものにカメラを付けると
 1,000,000円以上はすると思います。
 特殊なもの以外、倍率は1,000倍程度が限界
 だといわれています      



1,000倍以上の倍率で観察しようと思うと電子顕微鏡の出番です。


透過型電子顕微鏡

細胞や組織の構造が観察できます。試料は特殊な装置で
1/10,000mm以下の
厚さに切る必要があります。
写真の装置で価格は数千万円、高さが2m50cm、重さは優に1tを超えます。
設置する部屋の広さも本体だけで8畳以上は必要です。
必要な付属装置を含めると1億円以上必要になる装置ですので大学などの研究機関や大企業の研究所に設置されている場合が多いようです。
走査型電子顕微鏡

透過型と比べると試料の処理が簡単なものも多く、表面構造の観察には威力を発揮します。
価格的には透過型に近い装置もありますが、設置条件などはかなり緩やかになります。
コンピュータ制御が取り入れられ、使いやすくなった装置が増えています。