花粉のはなし Part 40

その 1

40回達成御礼

「花粉のはなし」は皆さまのおかげで40回目を迎えることが出来ました。
ホームページ開設後、気楽に見ることが出来るちょっとめずらしいものを…
と春の花の花粉を電子顕微鏡で観察したのが初めで、以後杉花粉などと続き、
今回のものを含めると350種を超えるかと思います。
もうしばらくは続けることができるかと思いますのでよろしくお願いします。

今回は春の花が一斉に咲く時期ということと40回目ということで
ちょっと沢山紹介します。ゆっくりとご覧ください。

前回、黄色いタンポポと白いタンポポでは花粉の形が違う、とご紹介しました。
桜は以前に紹介したのですが、枝垂れ桜や緑色の花びらの御衣黄ではどうだろう?
ということで観察してみました。

シダレザクラ から紹介します。

200倍 500倍
1,000倍 2,000倍
ソメイヨシノとは一味違った趣がある桜です。
花粉を比べると大きさは同じくらいですが、表面の模様が少し違います。
ソメイヨシノはくっきりと細い線が刻まれていたのですが、
こちらの方が少し薄いと思います。
やはり少しづつ微妙に違うものですねぇ〜。

次の桜は ギョイコウ です。
漢字で書くと御衣黄、私が初めてこの桜を見たのは京都の仁和寺でした。
当時は緑の桜は本当に珍しい物だったと思いますが、今では結構見ることが出来るようです。

200倍 500倍
800倍 2,000倍
ギョイコウは花粉の形がはっきりしません。ギョイコウは八重桜とされているようですが
八重のものは花粉が出来にくい、あるいは弱いのかもしれません。
私の観察した中で一重のものに花粉があり、八重のものに花粉が見つからなかったのには
モッコウバラ、ヤマブキ、ストックなどがあります。

次は コデマリ なんですが、これも既に紹介済みです。
ところが今回見かけたものは八重のようでした。
もしかして花粉が無いかも…と重いながら実体顕微鏡で観察してみました。

実体顕微鏡ですから倍率は50倍くらいですが、花粉は見つかりませんでした。
八重のものは花粉が出来にくいのでしょうかねぇ〜

次の花は バイカウツギ です。
漢字では梅花空木と書きますが、良い香りがします。

200倍 500倍
1,000倍 3,000倍
咲き始めた頃に花粉を採取しました。そのせいかもしれませんが、
花粉の大きさは不揃いでした。大きさもちょっと小さめです。
表面にさざ波のような細かい凹凸があります。

バイカウツギには薩摩空木という別名やベルエトワールという別名があります。
芳香のある上品な花にはどちらが似合うと思いますか?