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平成22年5月6日(水) 勝見 政之

今年の3月3日(土)に、伊吹山が望める三島池に行って、三島池と雪を頂いた伊吹山(逆さ伊吹)の写真を撮りまし逆さ伊吹た。伊吹山が三島池の水面に逆さまに写るので、この現象は「逆さ伊吹」と呼ばれています(写真)。また、石灯篭・樹木なども三島池に写り、マカモが泳いでいるのも写っています(写真)。マガモだけでなくいろいろな種類のカモや、水鳥がいました。首から上がグリーンなのがマガモです。太陽に照らされて光ると、一羽一羽がきれいに光り魅力的な色になります。カモがスイスイ泳いでいるのを見ていると、ゆったりとした気持ちになり、いくら見ていても見飽きませんでした。池を一周すると、泳いでいるカモもいましたが、陰で休憩したり、昼寝したりしているのも沢山いました。

また、三島池の南側の県営ビジターセンターでは、マガモに関する資料を展示していて、ガラス越しに生態観察もできます。三島池は桜の名所でもあり、4月になれば、水面に影を落とす伊吹山と桜との美しい調和が見られます。この4月の写真は後に添付します。

三島池は、日常の水位が50cm前後で水質は清冷、周囲が約780m、面積が3万9000平方メートルあり、今から700年ほど前に、農業用水池として造られた楕円形の池です。三島神社との関係が深く、昔から鳥獣や魚貝類が保護されて来ました。冬はさまざまな水鳥や野鳥が飛来し、渡り鳥の楽園として親しまれ、冬鳥のマガモ、オシドリがやって来ます。三島池は近くの大東中学の生徒による 2年間の観察の結果、昭和34年(1959)に「マガモ自然繁殖の南限地」として、県の天然記念物に指定され、マガモの自然繁殖極限地になっているそうです。

伊吹山は、小学校6年と中学1年の夏休みに、学校の集団登山で夜間に登ったことがある、故郷の秀峰です。伊吹山は1合目以上には高い樹木がないので、太陽の日差しが強い夏は夜間に登るのが通常です。小学校6年と中学1年の夏休みの時は懐中電灯で周りを照らし、同級生とワイワイ喋りながら登った記憶があります。その当時は、多くの人が上り下りされ、また電灯が点った売店(茶店)が沢山あったのを覚えています。また、その当時は未だ小さかったので、相当疲れて、翌朝家に帰ってからぐっすり眠り込んだ記憶があります。

伊吹山には、小学校6年と中学1年の夏休みの後、学生時代に友人と1回、会社時代に同僚や家内と、また結婚してから家内・子供と登ったことがあります。また、60歳になって山登りを再開してから、滋賀県側の登山口(上野登山口)から三十数回登りましたが、関が原から9号目までドライブウェイが開通したので、今はその当時とはまるで様変わりしていて、歩いて登る人は少なくなりました。

hotel3合目に伊吹高原ホテルがありますが(写真)、現在は閉店状態です。平成20年の夏には営業していて、スタッフの方にナンバンギセル(写真)が咲いている場所を教えてもらいました。でも、去年から閉店されたようです。また、去年までは林道を3合目まで車で上れたのですが、去年から登山口にゲートが設けられ、閉鎖されてしまいました。私は、夏などは朝4時起きして、6時頃から花の写真を撮りながらゆっくり登るので、登山口まで下りて来るのは日没寸前の18時くらいになります。従って、3合目までの林道の閉鎖は本当に愚挙としか言いようがありません。

えびすやまた、昔あった5合目の売店は自動販売機があるだけで、寂しくなりました。6合目には立派な石造の避難小屋(写真)がありますが、今冬の豪雪と強風で屋根が吹き飛ばされました。4月初めに3合目まで登った時、避難小屋の屋根を直しておられる、大工さんの金槌の音が聞こえて来ましたが、この時は避難小屋までは行きませんでした。頂上には売店を備えた山小屋が数軒あり、2,000円ほどで素泊まりができます。3号目までの林道が閉鎖されたので、花の撮影などでその日中に登山口に下りられそうにない時は「えびすや」さん(写真)に素泊まりさせてもらいます。高山の山小屋は有難い存在ですが、ここ伊吹山の山小屋も有難いと思っています。特に「えびすや」さんのご主人はお人柄が好きで、伊吹山に登った時はいつもお世話になっています。

また、4月14日(水)に、「霊仙山」(りょうぜんやま・りょうぜんざん)に登った帰りに三島池に寄り、伊吹山と、桜花爛漫の三島池を撮ることができました(写真)。「春の三島池」は、雪を頂いた「冬の伊吹山」とはまた趣が違って、水面に影を落とす伊吹山と、桜・石灯篭・緑の樹木などが調和していて、晴天をバックに「伊吹山」がその雄姿を見せてくれていました。この4月の写真は、上の「冬の伊吹山」の写真と共に、滋賀県に生まれ育ったものとして、とても気に入っている写真の一つです。



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