観察 金星の太陽面通過

次のチャンスは105年後!!

2012年6月6日、金星の太陽面通過という現象が起きました。
天体のいろいろな現象は正確・詳細に報道されるのですが、本当に天候次第です。
前回の金星の太陽面通過は2004年6月8日に起こっているのですが、
全国的に天気が悪く、ほとんど観察できなかったようです。

2012年6月6日の金星の太陽面通過は今世紀最後、いま世界で生きている人たちにとって
最後のチャンスになるということです。次にこの現象が起きるのは105年後……だそうです。
次回の予定は2117年12月11日、今日生まれた赤ちゃんが105歳になる……

本当に気の遠くなる話ですが、当日の朝は天気が気になり、5時半に起きました。
全天曇り空…ところどころ雲の薄いところがあり、期待して時間を過ごしました。
7時過ぎ、太陽面通過が始まる時刻になりましたが、まだ全天曇り…
8時過ぎになってようやく青空が広がってきました。
それから望遠鏡をセット、近所の人たちも様子を見に来てくれました。

望遠鏡で太陽を直接見ると強烈な光で失明する危険が非常に高いのです。
そこで太陽観察は特殊な減光フィルターを使用するか、投影版に写して観察する方法がとられます。

私の持っているものは投影版に写ったものを観察するタイプですが、写真撮影の時に
真正面から撮影するのが難しいので、撮影角度により完全な円形に写らないことがあります。
それでも、そこそこに撮影できたと思いますので、どうぞご覧ください。

観察はこんな状態で行います。
空が晴れて観察できるようになったのが8時頃、それから9時半くらいまでの写真です。
端っこからだんだん中央寄りに金星が移動します。
太陽面の「ほくろ」みたいな感じです。
直射日光の当たる所でないと観察できないし、日が昇ってくると結構熱い…
ということでしばらく屋内で過ごし、昼食後に観察を再開しました。

すると、金星は結構移動しており、もう1時間もかからずに通過終了となる感じでした。
これで金星の太陽面通過完了……もう見ることができない…と思うとちょっと淋しい気持ちがしますが…

今年は天体現象の当たり年といわれています。
6月4日の部分月食は天候のせいで観察できませんでしたが、8月には金星食(9年ぶり)があり、
その他にもペルセウス流星群、ふたご座流星群、ギャラッド彗星などがあります。
どれだけ観察できるかわかりませんが、これからも天体ショーを楽しみたいと思います。